社内SEとは?仕事内容、やりがい、必要スキルを徹底解説

投稿日 2024年04月17日   更新日 2024年04月17日

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社内SEとは?仕事内容、やりがい、必要スキルを徹底解説

この記事の目次

  • はじめに
  • 社内SEとは
  • 社内SEの定義と役割
  • 社内SEとSI・SESの違い
  • 社内SEの仕事内容
  • システムの企画・導入
  • システム開発とベンダー調整
  • システムの運用・保守
  • 社内からの問い合わせ対応
  • 予算作成と管理
  • 社内SEのやりがい
  • 会社経営に関わる大きな仕事
  • システム開発に一貫して携われる
  • 社内からの感謝の気持ちが届きやすい
  • 一方で、開発が好きな人には物足りなさを感じることも
  • 社内SEに必要なスキルと経験
  • 業務知識と業界知識
  • プロジェクトマネジメントスキル
  • プログラミングスキル
  • ユーザビリティを考慮したシステム開発経験
  • 顧客折衝やマネジメントの経験
  • 社内SEにおすすめの資格
  • 社内SEのキャリアパス
  • 管理職へのキャリアアップ
  • 他のエンジニア職への転身
  • ITコンサルタントへの転身
  • 社内SEの年収
  • 平均年収と年収分布
  • 年間ボーナス
  • 社内SEへの転職を成功させるポイント
  • キャリア経験の棚卸し
  • 応募企業の下調べ
  • 「なぜこの会社なのか」を明確に伝える
  • オンライン面接に備える
  • よくあるご質問
  • 社内SEとエンジニアの違いは何ですか?
  • 社内SEとはどんな仕事ですか?
  • 社内SEに向いている人は?
  • 社内SEの平均年収はいくらですか?
  • 社内SEのキャリアパスはどのようなものがありますか?
  • 社内SEに必要なスキルは何ですか?
  • 社内SEとして転職するには、どのような準備が必要ですか?
  • 社内SEの需要は今後どのように変化すると予想されますか?
  • まとめ
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    はじめに

    本記事では、社内SEという職種について、その役割や魅力、必要なスキルなどを詳しく解説します。デジタル化が加速する中で、自社の業務に精通したシステムエンジニアの重要性が高まっています。社内SEに興味を持つ方、転職を検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

    社内SEとは

    社内SEの定義と役割

    社内SE(システムエンジニア)とは、企業内の情報システム部門に所属し、自社の業務に特化したシステムの開発、導入、運用、保守を担当するエンジニアのことです。社内のニーズを深く理解し、業務効率化やコスト削減につながるシステムを構築することが主な役割です。社内SEは、自社の業務プロセスに精通しているため、業務に合わせたカスタマイズされたシステムを提供できます。これにより、市販のパッケージソフトでは実現が難しい、きめ細やかな業務サポートが可能になります。

    社内SEとSI・SESの違い

    社内SEとSI(システムインテグレーター)やSES(システムエンジニアリングサービス)のエンジニアとは、働き方に大きな違いがあります。社内SEは特定の企業に所属し、自社の業務に特化したシステムを扱います。一方、SIやSESのエンジニアは、システム開発会社や人材派遣会社に所属し、クライアント企業のプロジェクトに参加します。SIやSESのエンジニアは、多様な業界や企業のシステム開発に携わることができますが、プロジェクトの期間は限定的です。社内SEは、自社の業務に長期的に関わることができ、システムの企画から運用・保守まで一貫して携われるのが特徴です。

    社内SEの仕事内容

    システムの企画・導入

    社内SEは、自社の業務課題を分析し、効率化やコスト削減につながるシステムを企画します。社内の様々な部署からの要望をヒアリングし、それらを実現するためのシステム案を作成します。また、システムの選定や導入プロセスを管理し、スムーズな運用開始を目指します。現場の意見を取り入れながら、会社の方針に沿ったシステム導入を進めていくことが重要です。

    システム開発とベンダー調整

    社内SEは、自社の業務に適したシステムを開発するため、要件定義、設計、プログラミング、テストなどを行います。社内の業務知識を活かし、現場の要望を取り入れながら、使いやすいシステムを開発します。外部ベンダーに開発を委託する場合は、ベンダーとの調整やプロジェクト管理も社内SEの重要な役割です。ベンダーとの円滑なコミュニケーションを通じて、品質の高いシステムを納品できるよう努めます。

    システムの運用・保守

    社内SEは、導入したシステムの安定運用を維持するため、定期的なメンテナンスや不具合対応を行います。システムの障害を未然に防ぎ、問題が発生した際には迅速に対処することが求められます。また、セキュリティ対策やデータのバックアップ管理なども社内SEの重要な業務です。会社の機密情報を守るために、適切なセキュリティ対策を講じる必要があります。

    社内からの問い合わせ対応

    社内SEは、社内のシステム利用者からの問い合わせに対応し、トラブルシューティングやユーザーサポートを行います。利用者の立場に立って、わかりやすい説明を心がけることが大切です。また、利用者の意見を収集し、システムの改善につなげることも社内SEの役割です。現場の声に耳を傾け、より使いやすいシステムを目指して改善を重ねていきます。

    予算作成と管理

    社内SEは、システム開発や運用に必要な予算を作成し、適切に管理します。限られた予算内で最大限の効果を上げるために、コストと効果のバランスを考慮した予算配分が求められます。また、予算の執行状況を定期的にモニタリングし、必要に応じて調整を行います。会社の財務状況を理解し、長期的な視点でシステム投資を行うことが重要です。

    社内SEのやりがい

    社内SEのやりがい

    会社経営に関わる大きな仕事

    社内SEは、自社の業務効率化やコスト削減に直結するシステムを扱うため、会社経営に大きな影響を与えます。社内SEの仕事は、会社の業績向上に直結するため、自分の仕事が会社の成長に貢献していると実感できるやりがいがあります。会社の方針決定にも関わることができ、経営層との距離が近いのも魅力の一つです。

    システム開発に一貫して携われる

    社内SEは、システムの企画から運用・保守まで、一連のプロセスに一貫して携わることができます。自分が開発したシステムが実際に使われ、業務改善につながる様子を間近で見られるのは大きなやりがいです。長期的な視点でシステムを育てていくことができ、自身の成長にもつながります。

    社内からの感謝の気持ちが届きやすい

    社内SEは、同じ会社の従業員のために仕事をするため、利用者からの直接的な感謝の気持ちを受け取りやすいです。自分の仕事が社内の人々の役に立っていると実感でき、やりがいにつながります。また、社内の様々な部署との交流を通じて、会社の業務全体への理解を深められるのも魅力です。

    一方で、開発が好きな人には物足りなさを感じることも

    社内SEの業務は、システムの運用・保守や問い合わせ対応など、開発以外の作業も多くあります。そのため、開発に特化したい人には物足りなさを感じることがあるかもしれません。また、自社の業務に特化するため、他社の事例や最新技術に触れる機会が少ない可能性もあります。

    社内SEに必要なスキルと経験

    業務知識と業界知識

    社内SEとして活躍するには、自社の業務や業界に精通している必要があります。業務の流れや課題を深く理解することで、より効果的なシステムを提案・開発できます。社内の様々な部署との交流を通じて、業務知識を深めていくことが大切です。また、業界の動向やトレンドを把握し、自社の業務に活かせる知見を蓄積することも重要です。

    プロジェクトマネジメントスキル

    社内SEは、システム開発プロジェクトのリーダーを務めることが多いため、プロジェクトマネジメントスキルが欠かせません。スケジュール管理、リソース配分、リスク管理など、プロジェクトを円滑に進めるための能力が求められます。また、社内の様々な関係者と調整しながら、プロジェクトを成功に導く必要があります。

    プログラミングスキル

    社内SEは、システム開発に直接携わることが多いため、プログラミングスキルは重要です。自社の業務に適した言語やフレームワークを選択し、質の高いコードを書く能力が必要です。また、新しい技術やツールにも積極的に触れ、スキルを磨いていくことが求められます。

    ユーザビリティを考慮したシステム開発経験

    社内SEは、利用者である社員の立場に立ってシステムを開発する必要があります。ユーザビリティを考慮し、使いやすく効率的なシステムを構築した経験が活かせます。利用者の要望を的確に捉え、それを実現するためのUIやUXを設計する能力が求められます。

    顧客折衝やマネジメントの経験

    社内SEは、社内の様々な部署や上司、外部ベンダーとのコミュニケーションが多いため、顧客折衝やマネジメントの経験が役立ちます。ステークホルダーの要望を適切に理解し、調整する能力が求められます。また、チームメンバーのマネジメントや育成も社内SEの重要な役割です。

    社内SEにおすすめの資格

    社内SEには、情報処理技術者試験(応用情報技術者、システムアーキテクト、プロジェクトマネージャなど)や、PMP(Project Management Professional)、ITIL(IT Infrastructure Library)などの資格が役立ちます。これらの資格は、社内SEとして必要な知識やスキルを証明するものであり、キャリアアップにも有利に働きます。

    社内SEのキャリアパス

    管理職へのキャリアアップ

    社内SEは、システム開発や運用管理の経験を積むことで、情報システム部門のマネージャーやディレクターへとキャリアアップできます。部門の統括や戦略立案など、より高度な役割を担うことができます。また、会社の経営層に近い位置で、IT戦略の意思決定に関わることもできます。

    他のエンジニア職への転身

    社内SEとしてのスキルや経験を活かして、社内の他のエンジニア職(データサイエンティスト、セキュリティエンジニアなど)に転身することも可能です。自社の業務に関する深い知識を持つ社内SEは、様々な分野で活躍できる可能性を秘めています。

    ITコンサルタントへの転身

    社内SEの業務を通じて培った業務知識やシステム開発の経験を活かし、ITコンサルタントとして独立することも選択肢の一つです。自社での経験を基に、他社のIT戦略やシステム開発を支援する役割を担うことができます。

    社内SEの年収

    平均年収と年収分布

    社内SEの平均年収は、経験年数や会社規模によって異なりますが、およそ500万円〜800万円程度です。年収の分布は、各社の業績や評価制度によって幅があります。大手企業や業績好調な企業では、高い年収を得ることができる可能性があります。

    年間ボーナス

    社内SEの年間ボーナスは、会社業績や個人の評価によって決まります。一般的に、基本給の2〜4ヶ月分程度が支給されることが多いです。会社の業績が良好な場合は、より高いボーナスを期待できます。

    社内SEへの転職を成功させるポイント

    キャリア経験の棚卸し

    社内SEへの転職を考える際は、自分のスキルや経験を整理し、アピールポイントを明確にしておくことが大切です。自社の業務に特化したシステム開発の経験や、プロジェクトマネジメントの実績などが強みになります。自分の強みを活かせる企業を探すことが転職成功のカギとなります。

    応募企業の下調べ

    応募先企業の業務内容や社風、情報システム部門の規模や役割などを事前に調べておくことが重要です。自分のスキルや経験が活かせる環境かどうかを見極めましょう。また、企業の将来性や成長戦略についても把握しておくと、転職後のキャリアプランを立てやすくなります。

    「なぜこの会社なのか」を明確に伝える

    面接では、応募先企業を選んだ理由を明確に伝えることが重要です。企業の業務内容や社風に共感し、自分の強みを活かしてどのように貢献できるかを具体的に説明しましょう。社内SEとしての経験をどう活かせるかをアピールすることで、採用担当者の理解を得やすくなります。

    オンライン面接に備える

    昨今は、オンライン面接が主流になっています。事前に通信環境を整え、身だしなみや表情など、画面越しの印象にも気を配りましょう。オンライン面接では、コミュニケーションが取りづらい面もあるため、わかりやすい説明を心がけることが大切です。

    よくあるご質問

    社内SEとエンジニアの違いは何ですか?

    社内SEは、特定の企業に所属し、自社の業務に特化したシステムの開発・運用・保守を担当するエンジニアです。一方、一般的なエンジニアは、SIerやソフトウェア開発会社に所属し、顧客企業のシステム開発に携わります。社内SEは自社の業務に精通している必要があるのに対し、エンジニアは様々な業界・業務知識を求められる点が異なります。

    社内SEとはどんな仕事ですか?

    社内SEは、自社の業務効率化やコスト削減を目的として、社内のシステム開発・運用・保守を担当します。具体的には、以下のような業務を行います:
    • 社内の業務課題を分析し、システム化による解決策を提案
    • 社内システムの要件定義、設計、開発、テスト
    • 社内システムの運用・保守、トラブルシューティング
    • 社内ユーザーからの問い合わせ対応、システム利用に関する教育・サポート
    • 外部ベンダーとの折衝、プロジェクト管理

    社内SEに向いている人は?

    社内SEに向いている人は、以下のような特徴を持っています:
    • 自社の業務に興味があり、深く理解しようとする姿勢がある
    • ITスキル(プログラミング、システム設計など)を持っている
    • 論理的思考力とコミュニケーション能力が高い
    • 主体的に問題を発見し、解決策を提案できる
    • ユーザー目線でシステムを設計・開発できる

    社内SEの平均年収はいくらですか?

    社内SEの平均年収は、経験年数や企業規模によって異なりますが、おおむね500万円〜800万円程度です。スキルや経験を積むことで、年収アップを目指すことができます。ただし、企業による差異があるため、一概には言えません。

    社内SEのキャリアパスはどのようなものがありますか?

    社内SEのキャリアパスは、以下のようなものが考えられます:
    • スペシャリストとして、特定の技術分野で専門性を深める
    • マネジメントの道に進み、プロジェクトリーダーや部門長を目指す
    • 業務知識を活かして、業務部門への異動を目指す
    • 経験を活かして、ITコンサルタントなど他の職種へ転身する

    社内SEに必要なスキルは何ですか?

    社内SEに必要なスキルは、以下のようなものがあります:
    • プログラミング言語(Java、C#、Python など)の知識と経験
    • データベース(Oracle、MySQL など)の知識と経験
    • システム設計・開発の手法(オブジェクト指向、アジャイル開発など)の理解
    • プロジェクトマネジメントの知識と経験
    • 業務分析・要件定義の手法の理解
    • コミュニケーション能力、調整力、リーダーシップ
    これらのスキルは、経験を積むことで徐々に身につけていくことができます。また、資格取得などで知識を体系的に学ぶことも有効です。

    社内SEとして転職するには、どのような準備が必要ですか?

    社内SEとして転職するには、以下のような準備が必要です:
    • 自己分析を行い、自分の強みと弱みを明確にする
    • 転職先企業の業務内容や社風を調べ、自分との適合性を見極める
    • 社内SE としての経験・スキルをアピールするための職務経歴書を準備する
    • 面接では、自分の経験を具体的にアピールし、転職先でどのように貢献できるかを伝える
    • 技術的な質問に答えられるよう、基礎知識や最新トレンドを押さえておく
    転職活動では、自分の強みを活かせる企業を探すことが重要です。また、社内SEの職務内容は企業によって異なるため、事前の情報収集が欠かせません。

    社内SEの需要は今後どのように変化すると予想されますか?

    デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速に伴い、社内SEの需要は今後ますます高まると予想されます。業務のデジタル化・効率化を推進するために、自社の業務に精通した社内SEの役割がこれまで以上に重要になるでしょう。
    また、AI・IoTなどの新技術を活用した業務革新においても、社内SEの知見が欠かせません。技術動向を踏まえつつ、自社の業務特性に合わせて新技術を導入・活用していくことが求められます。
    社内SEは、これからの時代に欠かせないキーパーソンとして、その重要性がさらに高まっていくと考えられます。

    まとめ

    社内SEとは、自社の業務に特化したシステムの開発・運用・保守を担当し、会社の業務効率化やコスト削減に貢献する重要な役割を果たすエンジニアです。自社の業務に精通し、ITスキルを駆使して、会社の問題解決と成長に貢献するやりがいのある仕事だと言えます。
    社内SEに必要なスキルは多岐にわたり、業務知識、プロジェクトマネジメント、プログラミング、ユーザビリティ設計、顧客折衝などが求められます。また、情報処理技術者試験やPMPなどの資格も、社内SEのスキルアップに役立ちます。社内SEとして活躍するには、これらのスキルを磨くとともに、社内外の関係者と円滑にコミュニケーションを取ることが重要です。
    キャリアパスとしては、管理職へのキャリアアップや、他のエンジニア職・ITコンサルタントへの転身などが考えられます。社内SEという職種は、会社によって求められる役割やスキルが異なるため、自分の強みと興味を踏まえて、最適な企業を探すことが転職成功のポイントです。
    社内SEへの転職を考える際は、自分の強みと経験をアピールし、応募先企業の業務内容や社風を十分に調べることが大切です。面接では、自分の経験を活かしてどのように企業に貢献できるかを具体的に伝えましょう。オンライン面接にも万全の準備を整えて臨むことが求められます。
    デジタル化が加速する中で、社内SEに対する需要はますます高まっていくと予想されます。会社の業務とITの架け橋となり、会社の成長を支える社内SE。そんな魅力的な職種に興味を持った方は、ぜひ自分のスキルと経験を活かせる企業を探してみてはいかがでしょうか。
    社内SEは、会社の業務効率化とデジタル化を推進する上で欠かせない存在です。システム開発に一貫して携われることや、社内からの感謝の気持ちが届きやすいことがやりがいであり、会社経営に直結する大きな仕事だと言えます。社内SEとして、会社の発展に貢献するやりがいを感じながら、自身のキャリアを築いていくことができるはずです。
    Resumy AI監修者
    監修者: RESUMY.AI編集部

    株式会社リクルートや株式会社マイナビ出身の大手人材紹介エージェント出身のキャリアアドバイザーや人事経験者のあるキャリアコンサルタントが在籍。

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