file.read() - Pythonでファイル内容を読み込むread()メソッドの使い方
投稿日 2025年03月11日 更新日 2025年03月11日
[推奨]file.read()の使い方とエラー解決方法をPythonで解説
file.read()メソッドは、Pythonでファイルの内容を読み込むための基本的な方法です。しかし、正しく使用しないとエラーが発生することがあります。この記事では、file.read()の正しい使い方とよくあるエラーの解決方法を解説します。
file.read()の基本的な使い方
# ファイルを開いて内容を読み込む
with open('sample.txt', 'r') as file:
content = file.read()
print(content)
よくあるエラーと解決方法
1. I/O operation on closed file
このエラーは、既に閉じられたファイルに対してread()を実行した時に発生します。
# エラーが発生するコード
file = open('sample.txt', 'r')
file.close()
content = file.read() # エラー発生!
# 正しいコード
with open('sample.txt', 'r') as file:
content = file.read() # 正常に動作
2. ファイルが見つからないエラー
指定したファイルが存在しない場合に発生します。
# エラー処理を含めた安全なコード
try:
with open('存在しないファイル.txt', 'r') as file:
content = file.read()
except FileNotFoundError:
print("ファイルが見つかりません")
3. メモリ使用量の問題
大きなファイルを読み込む場合は、一度に全て読み込むのではなく、少しずつ読み込むことをお勧めします。
# 大きなファイルを効率的に読み込む
with open('large_file.txt', 'r') as file:
chunk_size = 1024 # 1KBずつ読み込む
while True:
chunk = file.read(chunk_size)
if not chunk:
break
# chunkを処理する
実践的なコード例
エンコーディングを指定して読み込む
with open('japanese.txt', 'r', encoding='utf-8') as file:
content = file.read()
ファイルの内容を行ごとに読み込む
with open('sample.txt', 'r') as file:
lines = file.readlines()
for line in lines:
print(line.strip())
まとめ
- file.read()は、withステートメントと組み合わせて使用するのがベストプラクティス
- 大きなファイルを扱う場合は、チャンク単位での読み込みを検討
- エラー処理を適切に実装することで、より堅牢なコードを作成可能
これらの方法を理解し、適切に実装することで、Pythonでのファイル読み込みを効率的に行うことができます。
関連記事

新着記事
5
6
7
関連記事
5
6
7


60秒で完了