Flutterで「The argument type 'String' can't be assigned to the parameter type 'Widget'」エラーが表示されたときの解決方法

投稿日 2024年09月02日   更新日 2024年09月07日

Flutter
エラー解決
Flutterでアプリケーションを開発していると、時折「The argument type 'String' can't be assigned to the parameter type 'Widget'」というエラーに遭遇することがあります。このエラーは、Widgetが期待される箇所に文字列(String)を直接使用しようとした際に発生します。本記事では、このエラーの原因と解決方法について詳しく解説します。

エラーの原因

このエラーは主に以下のような状況で発生します:
1. `Text`ウィジェットを使用せずに、直接文字列を渡そうとした場合
2. `child`プロパティに文字列を直接指定しようとした場合
3. リストやマップ内で、Widgetの代わりに文字列を使用しようとした場合

解決方法

1. `Text`ウィジェットの使用

最も一般的な解決方法は、文字列を`Text`ウィジェットでラップすることです。
// エラーが発生するコード
Container(
  child: "Hello, World!",
)

// 修正後のコード
Container(
  child: Text("Hello, World!"),
)

2. `child`プロパティの正しい使用

`child`プロパティには必ずWidgetを指定する必要があります。
// エラーが発生するコード
Column(
  children: [
    "First Item",
    "Second Item",
  ],
)

// 修正後のコード
Column(
  children: [
    Text("First Item"),
    Text("Second Item"),
  ],
)

3. リストやマップ内でのWidget使用

リストやマップ内で文字列を直接使用する代わりに、適切なWidgetでラップします。
// エラーが発生するコード
List<Widget> items = ["Item 1", "Item 2", "Item 3"];

// 修正後のコード
List<Widget> items = [
  Text("Item 1"),
  Text("Item 2"),
  Text("Item 3"),
];

その他の注意点

  • StatelessWidgetやStatefulWidgetの`build`メソッド内では、必ずWidgetを返す必要があります。
  • `setState`内で状態を更新する際も、Widgetを使用する箇所では適切なWidgetを使用してください。

まとめ

「The argument type 'String' can't be assigned to the parameter type 'Widget'」エラーは、Flutterの型安全性によって引き起こされます。このエラーを解決するには、文字列を適切なWidgetでラップすることが重要です。主に`Text`ウィジェットを使用することで、多くの場合このエラーを回避できます。
Flutterの開発において、このようなエラーは比較的よく遭遇するものですが、適切な対処方法を理解していれば簡単に解決できます。エラーメッセージをよく読み、期待されている型と実際に使用している型を確認することで、スムーズな開発を続けることができるでしょう。
Resumy AI監修者
監修者: RESUMY.AI編集部

ヨーロッパのテックハブであるロンドンにて、シニアデベロッパーとしてチームを率いた後、オンライン教育プラットフォームUdemyでモダン技術に関する講義を配信する「Daiz Academy」を設立。現在はAIテクノロジー企業 Chott, Inc.を運営しています。

監修者: RESUMY.AI編集部
Resumy AI監修者

ヨーロッパのテックハブであるロンドンにて、シニアデベロッパーとしてチームを率いた後、オンライン教育プラットフォームUdemyでモダン技術に関する講義を配信する「Daiz Academy」を設立。現在はAIテクノロジー企業 Chott, Inc.を運営しています。

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