GraphQLで「Directive "@X" may only be used once at this location」エラーが表示されたときの解決方法

投稿日 2024年09月02日   更新日 2024年09月07日

GraphQL
エラー解決
GraphQLを使用していて「Directive "@X" may only be used once at this location」というエラーメッセージに遭遇したことはありませんか?このエラーは、特定のディレクティブを同じ場所で複数回使用しようとした際に発生します。本記事では、このエラーの原因と解決方法について詳しく解説します。

エラーの原因

このエラーは、GraphQLスキーマ内で同じディレクティブを一つの場所で複数回使用しようとした時に発生します。GraphQLの仕様では、特定のディレクティブは各場所で一度しか使用できないと定められています。
例えば、以下のようなスキーマ定義があった場合にこのエラーが発生する可能性があります:
type User @auth @auth {
  id: ID!
  name: String!
}
この例では、`@auth`ディレクティブが`User`型に対して2回使用されています。

解決方法

このエラーを解決するには、重複しているディレクティブを削除し、各ディレクティブが一度だけ使用されるようにします。
正しい使用例:
type User @auth {
  id: ID!
  name: String!
}
複数のパラメータを持つディレクティブの場合は、それらを一つのディレクティブにまとめることができます:
type User @auth(role: "ADMIN", permission: "READ_WRITE") {
  id: ID!
  name: String!
}

よくある間違いと注意点

1. ディレクティブの重複: 同じディレクティブを誤って複数回記述してしまうことがあります。コードを注意深く確認しましょう。
2. カスタムディレクティブの定義: カスタムディレクティブを作成する際は、そのディレクティブが複数回使用できるかどうかを明確に定義することが重要です。
3. スキーマのマージ: 複数のスキーマをマージする際に、同じディレクティブが重複して適用される可能性があります。マージ後のスキーマを確認しましょう。

まとめ

「Directive "@X" may only be used once at this location」エラーは、GraphQLスキーマ内でディレクティブの使用方法に問題がある場合に発生します。このエラーを解決するには、重複したディレクティブを削除し、各ディレクティブが適切に一度だけ使用されるようにスキーマを修正する必要があります。
GraphQLスキーマの設計時には、ディレクティブの使用に注意を払い、適切に適用されているかを常に確認することが重要です。これにより、スキーマの一貫性を保ち、エラーのない効率的なGraphQL APIを構築することができます。
Resumy AI監修者
監修者: RESUMY.AI編集部

ヨーロッパのテックハブであるロンドンにて、シニアデベロッパーとしてチームを率いた後、オンライン教育プラットフォームUdemyでモダン技術に関する講義を配信する「Daiz Academy」を設立。現在はAIテクノロジー企業 Chott, Inc.を運営しています。

監修者: RESUMY.AI編集部
Resumy AI監修者

ヨーロッパのテックハブであるロンドンにて、シニアデベロッパーとしてチームを率いた後、オンライン教育プラットフォームUdemyでモダン技術に関する講義を配信する「Daiz Academy」を設立。現在はAIテクノロジー企業 Chott, Inc.を運営しています。

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