在職中に職務経歴書を書く場合、現在の勤務先の在籍期間は「2020年4月〜現在」と書き、職歴の末尾に「現在に至る」と記載します。履歴書の職歴欄では「株式会社○○ 入社」の次の行に「現在に至る」、さらに次の行の右端に「以上」と書くのがルールです。退職日が決まっている場合は「2026年10月末 退職予定」と添えます。この記事では、職務経歴書・履歴書それぞれの「現在に至る」の書き方と見本、退職予定日・有給消化中・休職中などケース別の記載例、在職中の転職活動で注意する点を解説します。
職務経歴書の「現在に至る」の書き方
職務経歴書は自由形式のため、「現在に至る」という定型句を使っても、在籍期間を「〜現在」と書くだけでも構いません。採用担当者に「今も在籍している」ことが明確に伝わればよく、一般的には次のいずれかで書きます。
| 書き方 | 記載例 | 向いている形式 |
|---|---|---|
| 在籍期間に「〜現在」と書く | 2020年4月〜現在 株式会社○○ | 逆編年体式・キャリア式(最も一般的) |
| 職歴の末尾に「現在に至る」 | 2020年4月 株式会社○○ 入社 現在に至る | 編年体式・履歴書に近い書式 |
| 「在職中」と明記 | 2020年4月〜現在(在職中) 株式会社○○ | 転職エージェント提出用など、在職中を強調したい場合 |
<職務経歴書の記載例(逆編年体式)>
■ 2020年4月〜現在 株式会社○○(従業員300名/IT サービス)
法人営業部にて中堅企業向けクラウドサービスの提案営業を担当(在職中)
■ 2016年4月〜2020年3月 株式会社△△(従業員80名/人材サービス)
営業職として求人広告の提案営業を担当
職務経歴書全体の構成や各項目の書き方は職務経歴書の書き方【完全ガイド】を参考にしてください。
履歴書の「現在に至る」の書き方
履歴書の職歴欄は定型のため、書き方が決まっています。現在の勤務先の「入社」の行の次に「現在に至る」、その次の行の右端に「以上」を書きます。「現在に至る」は左寄せ、「以上」は右寄せです。
<履歴書の記載例>
職歴
2016年4月 株式会社△△ 入社
2020年3月 一身上の都合により退職
2020年4月 株式会社○○ 入社
現在に至る
以上
- 「現在に至る」と「以上」は必ずセットで書く(「以上」は職歴が終わったことを示す)
- 「現在に至る」の代わりに「在職中」と書いても問題ない
- 職歴欄が足りず次の行がない場合は、「現在に至る」の右端に「以上」を書いてもよい
- 職務経歴書と在籍期間・社名を必ず一致させる
ケース別の書き方(退職予定・有給消化中・休職中・契約社員)
| ケース | 職務経歴書の書き方 | 履歴書の書き方 |
|---|---|---|
| 退職日が決まっている | 2020年4月〜現在 株式会社○○(2026年10月末 退職予定) | 「現在に至る(2026年10月末 退職予定)」 |
| 有給消化中(在籍はしている) | 2020年4月〜現在 株式会社○○(2026年10月末 退職予定・現在有給消化中) | 「現在に至る(2026年10月末 退職予定)」。有給消化の記載は任意 |
| 休職中 | 2020年4月〜現在 株式会社○○(2026年3月〜休職中) | 「現在に至る」。備考欄に休職の事実と就業可能な時期を添える |
| 契約社員・派遣で在職中 | 2024年4月〜現在 株式会社○○(契約社員・2027年3月契約満了予定) | 「入社(契約社員)」「現在に至る」 |
| 同じ会社で部署異動した | 2020年4月〜現在 株式会社○○ 2023年4月〜現在 営業企画部 2020年4月〜2023年3月 営業部 | 「入社」の後に「2023年4月 営業企画部へ異動」を1行追加し「現在に至る」 |
| 副業・複業で複数在籍 | 主たる勤務先を「〜現在」で書き、副業は別項目で「2024年〜現在(業務委託)」 | 主たる勤務先のみ「現在に至る」。副業は本人希望欄や備考で補足 |
退職予定日は、入社可能日の目安になるため必ず書きます。退職日が未定の場合は「現在に至る」のみとし、面接で「内定後1〜2か月で入社可能」などと伝えれば問題ありません。休職中の書き方は休職期間は履歴書に書くべき?で詳しく解説しています。
在職中の職務経歴書で「現在の仕事」をどう書くか
在職中の会社は最も新しい経験であり、採用担当者が最も注目する部分です。「現在に至る」の書き方以上に、現在の業務内容と実績を具体的に書くことが重要です。
- 担当業務は現在進行形で具体的に:「担当しています」「推進しています」と現在の役割を書く
- 実績は直近の数字で:「2025年度 売上目標比115%達成」「2026年上期 担当顧客の解約率5%」など
- 進行中のプロジェクトも書く:「2026年4月〜 基幹システム刷新プロジェクトのリーダー(進行中)」のように、完了前でも役割と現状を書く
- 退職理由は書かない:職務経歴書には転職の目的(「〜の専門性を高めるため」)を1行添える程度にとどめ、詳細は面接で
在職中の転職活動で職務経歴書を書くときの注意点
- 会社の機密情報を書かない:未公開の売上・顧客名・製品名は、規模感が伝わる範囲で「大手製造業○社」などに置き換える
- 社内のPC・メールで作成しない:個人のPC・スマホで作成し、個人のメールアドレスで応募する
- 入社可能日を整理しておく:就業規則の退職申し出期限(一般的に1〜2か月前)と引き継ぎ期間から逆算し、「内定後2か月で入社可能」と答えられるようにする
- 現職の実績は更新し続ける:転職活動が長引く場合、直近の数字を随時反映する
よくある質問
職務経歴書に「現在に至る」は必要ですか?
必須ではありません。職務経歴書は自由形式のため、在籍期間を「2020年4月〜現在」と書けば在職中であることは伝わります。編年体式で履歴書に近い書式にする場合は「現在に至る」を使っても構いません。
「現在に至る」と「以上」はどちらも書きますか?
履歴書では必ず両方書きます。「現在に至る」は左寄せで在職中を示し、「以上」は右寄せで職歴の記載が終わったことを示します。職務経歴書では「以上」は不要です。
退職予定日が決まっている場合はどう書きますか?
「現在に至る(2026年10月末 退職予定)」のように、退職予定日を添えます。採用担当者が入社可能日を判断できるため、決まっている場合は必ず書きます。
有給消化中は「在職中」と書いてよいですか?
有給消化中も在籍しているため「在職中」「現在に至る」で問題ありません。退職日が決まっているので「2026年10月末 退職予定」と添え、面接では「有給消化中のため○月○日から入社可能」と伝えると親切です。
まとめ:在職中は「〜現在」+退職予定日、履歴書は「現在に至る」+「以上」
- 職務経歴書は「2020年4月〜現在」または「現在に至る」。在職中と分かればどちらでもよい
- 履歴書は「入社」の次の行に「現在に至る」、次の行の右端に「以上」
- 退職予定日が決まっていれば必ず添える。休職中・契約社員はカッコで補足
- 現在の業務内容と直近の実績を最も具体的に書く
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